綾瀬ギボムス 逃げ恥超えるか
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20180729-00091153/
バリバリのキャリアウーマン亜希子(綾瀬はるか)が結婚相手・宮本良一(竹野内豊)の連れ子に、母として認めてもらおうと奮闘するドラマ『義母と娘のブルース』。
TBS火曜10時枠としては、新垣結衣『逃げるは恥だが役に立つ』以来の、大ヒットの予感を秘めた物語になっている。いや、もしかしたら超える可能性もある。
TBS火曜10時枠TBSの火曜10時枠は、2014年4月からバラエティを改めドラマとなった。
基本的に主演を女性が務める、20~40代女性層をターゲットとした枠で、「女性向けの恋愛ドラマ」が基調となっている。
ただしスタートして2年半、作品は悉く視聴率一桁に留まった。その10%の壁を突破した最初が『逃げ恥』。
初回こそ10.2%とギリギリ二桁。ところが2話12.1%・3話12.5%と上昇を始め、以後一度も数字を下げることなく、最終回は20.8%と大台を超える大ヒットとなった。
実は今クールの『ギボムス』は、その『逃げ恥』に匹敵する好スタートを切っている。
初回視聴率は11.5%、2話11.3%、3話12.4%。2話で0.2%下げたが、初回が高かったことの反動かも知れない。1~2話を見て、内容への評価が口コミで人を集め、3話で再び上昇を始めていた。
今クールGP帯ドラマの中で、3話12.4%は現時点でトップを行っている。
『逃げ恥』との類似性大ブレークの予感として、『逃げ恥』との類似性を挙げたい。
『逃げ恥』もビジネスの世界を家庭に持ちこんでいた。「夫=雇用主」「妻=従業員」という「仕事としての結婚」を描いたドラマだった。
ところが契約結婚だったはずが、次第に男女の恋愛感情が抑えられなくなって行くという社会派ラブコメディ。いわば結婚についての新たな選択肢を我々に提示した。
『ギボムス』でも、仕事の論理が家庭生活に入り込んでくる。
番組ホームページのトップには、「はじめまして、あなたの母に就職します」のキャッチコピーが躍る。
主人公・亜希子(綾瀬はるか)は、日常会話にビジネス用語が頻繁に出てくるバリバリのキャリアウーマン。
結婚相手・宮本良一(竹野内豊)から、連れ子のみゆき(横溝菜帆)を紹介された際も、「初めまして。私、このような者でございます」と、“名刺”を差し出し深々とお辞儀をしてしまった。
初回では、こうしたビジネス用語のオンパレードとなる
なかなか受け入れてくれないみゆきに対しては、自分が母になる“メリット”を示そうと、「みゆきちゃんが困っていることはありませんか。そこに私が“ソリューション”を与えられれば・・」と発想する。そしていじめっ子・大輝(大智)との関係修復をさせる。
帰宅後、みゆきは亜希子からもらった手紙を開ける。そこには“履歴書”があり、良一から「会社に入りたいですって出すもの」との説明を受ける。
そしてみゆきは手紙を返す。「選考の結果、貴方を採用することに決定」と書いてあった。
ビジネスは一生懸命さの発露その後も、ビジネス論理は随所で出てくる。
企業間交渉を円滑に進めるための“腹芸”を、なんと学童保育で披露してしまい、みゆきの不興を買う。しかもビジネスで時々使う“土下座”をして失敗を取り戻そうとするが、事態をさらに悪化させてしまう。亜希子の一生懸命さが裏目に出ることも多々ある展開だ。
それでも真剣な態度はやがて人を動かし始める。圧巻は第3話。
PTAのやり方を巡って、ビジネスと同様に合理的にすべきと発言した亜希子は、役員たちと対立してしまった。そこでPTA廃止活動を始めたところ、学校の知れるところとなり、副校長らに呼び出され話し合いが始まった。
そこにみゆきが飛び込み、亜希子をたしなめる。
「私のママなら、私が嫌われるようなことしないで!」
副校長も「みゆきちゃんもこう言っていることだし・・」と丸く収めようとする。
ところが亜希子は引き下がらない。
「先生、子供がこんな発想になって良いのでしょうか」
「子供は親が嫌われるようなことをしたら、自分も嫌われると思っている」
「親は子供が嫌われることを恐れて、言葉を飲み込む」
「その背中を見て育った子供は思うでしょう」
「長いものには巻かれれば良い」「強い奴には逆らうな」「本当のことは影で言うが正しい」
「だって、大好きなお父さんお母さんがそうやっていたんだから」
一生懸命さが人を動かす亜希子の一生懸命さは、みゆきの気持ちを変え、先生たちの考えを改め、周りのママたちを動かし、PTA会長も納得させていく。
しかしドラマのテーマは、もう一つありそうだ。
亜希子自身が家族・家庭に覚醒していく点だ。
番組ホームページには、こんな記述もある。
「母親になるために、ただ一生懸命娘を愛する10年間のお話」
「その日々は、喜びと、ほんの小さな奇跡に満ち溢れている」
『逃げ恥』と同じように、ビジネスというアングルから入ったものの、次第に別の感情が主人公たちを満たしていく。『ギボムス』も、同じように亜希子は人間としての別の一面に出会っていくのだろう。
そこに人生の真実があり、感動があれば、同ドラマは『逃げ恥』と同じように多くの視聴者を動かすだろう。その山の頂に、どの道で登っていくのか、とても楽しみなドラマである。
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TBS火曜10時枠としては、新垣結衣『逃げるは恥だが役に立つ』以来の、大ヒットの予感を秘めた物語になっている。いや、もしかしたら超える可能性もある。
TBS火曜10時枠TBSの火曜10時枠は、2014年4月からバラエティを改めドラマとなった。
基本的に主演を女性が務める、20~40代女性層をターゲットとした枠で、「女性向けの恋愛ドラマ」が基調となっている。
ただしスタートして2年半、作品は悉く視聴率一桁に留まった。その10%の壁を突破した最初が『逃げ恥』。
初回こそ10.2%とギリギリ二桁。ところが2話12.1%・3話12.5%と上昇を始め、以後一度も数字を下げることなく、最終回は20.8%と大台を超える大ヒットとなった。
実は今クールの『ギボムス』は、その『逃げ恥』に匹敵する好スタートを切っている。
初回視聴率は11.5%、2話11.3%、3話12.4%。2話で0.2%下げたが、初回が高かったことの反動かも知れない。1~2話を見て、内容への評価が口コミで人を集め、3話で再び上昇を始めていた。
今クールGP帯ドラマの中で、3話12.4%は現時点でトップを行っている。
『逃げ恥』との類似性大ブレークの予感として、『逃げ恥』との類似性を挙げたい。
『逃げ恥』もビジネスの世界を家庭に持ちこんでいた。「夫=雇用主」「妻=従業員」という「仕事としての結婚」を描いたドラマだった。
ところが契約結婚だったはずが、次第に男女の恋愛感情が抑えられなくなって行くという社会派ラブコメディ。いわば結婚についての新たな選択肢を我々に提示した。
『ギボムス』でも、仕事の論理が家庭生活に入り込んでくる。
番組ホームページのトップには、「はじめまして、あなたの母に就職します」のキャッチコピーが躍る。
主人公・亜希子(綾瀬はるか)は、日常会話にビジネス用語が頻繁に出てくるバリバリのキャリアウーマン。
結婚相手・宮本良一(竹野内豊)から、連れ子のみゆき(横溝菜帆)を紹介された際も、「初めまして。私、このような者でございます」と、“名刺”を差し出し深々とお辞儀をしてしまった。
初回では、こうしたビジネス用語のオンパレードとなる
なかなか受け入れてくれないみゆきに対しては、自分が母になる“メリット”を示そうと、「みゆきちゃんが困っていることはありませんか。そこに私が“ソリューション”を与えられれば・・」と発想する。そしていじめっ子・大輝(大智)との関係修復をさせる。
帰宅後、みゆきは亜希子からもらった手紙を開ける。そこには“履歴書”があり、良一から「会社に入りたいですって出すもの」との説明を受ける。
そしてみゆきは手紙を返す。「選考の結果、貴方を採用することに決定」と書いてあった。
ビジネスは一生懸命さの発露その後も、ビジネス論理は随所で出てくる。
企業間交渉を円滑に進めるための“腹芸”を、なんと学童保育で披露してしまい、みゆきの不興を買う。しかもビジネスで時々使う“土下座”をして失敗を取り戻そうとするが、事態をさらに悪化させてしまう。亜希子の一生懸命さが裏目に出ることも多々ある展開だ。
それでも真剣な態度はやがて人を動かし始める。圧巻は第3話。
PTAのやり方を巡って、ビジネスと同様に合理的にすべきと発言した亜希子は、役員たちと対立してしまった。そこでPTA廃止活動を始めたところ、学校の知れるところとなり、副校長らに呼び出され話し合いが始まった。
そこにみゆきが飛び込み、亜希子をたしなめる。
「私のママなら、私が嫌われるようなことしないで!」
副校長も「みゆきちゃんもこう言っていることだし・・」と丸く収めようとする。
ところが亜希子は引き下がらない。
「先生、子供がこんな発想になって良いのでしょうか」
「子供は親が嫌われるようなことをしたら、自分も嫌われると思っている」
「親は子供が嫌われることを恐れて、言葉を飲み込む」
「その背中を見て育った子供は思うでしょう」
「長いものには巻かれれば良い」「強い奴には逆らうな」「本当のことは影で言うが正しい」
「だって、大好きなお父さんお母さんがそうやっていたんだから」
一生懸命さが人を動かす亜希子の一生懸命さは、みゆきの気持ちを変え、先生たちの考えを改め、周りのママたちを動かし、PTA会長も納得させていく。
しかしドラマのテーマは、もう一つありそうだ。
亜希子自身が家族・家庭に覚醒していく点だ。
番組ホームページには、こんな記述もある。
「母親になるために、ただ一生懸命娘を愛する10年間のお話」
「その日々は、喜びと、ほんの小さな奇跡に満ち溢れている」
『逃げ恥』と同じように、ビジネスというアングルから入ったものの、次第に別の感情が主人公たちを満たしていく。『ギボムス』も、同じように亜希子は人間としての別の一面に出会っていくのだろう。
そこに人生の真実があり、感動があれば、同ドラマは『逃げ恥』と同じように多くの視聴者を動かすだろう。その山の頂に、どの道で登っていくのか、とても楽しみなドラマである。
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