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真木よう子&井上真央&桜庭ななみ“美人3姉妹”が明かす「前向きになる秘策」(Movie Walker)

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鄭義信長編映画の初監督を務め、自身の人気舞台を映画化した『焼肉ドラゴン』(6月22日公開)。感情をむき出しにして絆を深めていく家族を描いた本作で、真木よう子井上真央桜庭ななみが3姉妹に扮した。インタビュー中も和気あいあいと、姉妹のように会話を弾ませる3人。それぞれが新境地を切り拓く役どころを得た本作の撮影期間はどのようなものだったのか。現場の思い出とともに、前向きになる秘策までを教えてもらった。

【写真を見る】真木よう子井上真央が複雑な恋愛模様を体現!

本作は高度経済成長期の日本を舞台に、在日韓国人の家族がたくましく生きていく姿を描く人間ドラマ。姉妹に扮した3人は、それぞれがこれまでのイメージを覆すような新鮮な表情を見せている。

真木演じる長女・静花は、自分よりも家族を優先し耐え忍ぶ女性。凛とした佇まいで静花を体現した真木は「私にはなかなかオファーが来ないような役。いろいろな発見がありました」と微笑みながら、「静花は家族の幸せをなによりも大事にする女性。私自身も長女なので、家族を客観的に見ているところは似ているかもしれません。男兄弟に囲まれて育ったので、本作のように体でぶつかり合う家族というのも違和感はありませんでした」と頼れる姉・静花に共感しきり。

感情的で、思ったことはなんでも口にしてしまう勝気な次女・梨花を演じたのが、井上だ。井上は「これまでは一歩引いていたり、喧嘩を止めるような役どころが多かったので、私自身も新鮮でした」と、登場シーンから怒りっぱなしの梨花を生き生きと演じた。「母親役のイ・ジョンウンさんのお芝居を目にして、いろいろなものが見えてきました。はじめは『梨花はなぜこんなに怒っているんだろう』と思っていたんですが、だんだんと寂しがりやで素直になれない女性なんだと感じて。とても彼女が愛おしくなりました」。

歌手を夢見る3女・美花に扮した桜庭も「奥さんのいる男性を好きになったり、こんなに自由奔放な女性を演じたのは初めて。美花はみんなの会話にツッコミを入れたりするので、そのタイミングも難しかったです」と新境地への思いを吐露。「好きな人に罵声を浴びせたり、ツンデレでもあるんです(笑)。家族が喧嘩をしているシーンでは、後ろのほうに映っている美花が『もっとやれ!』と応援していたり。『こういう子なんだ』とわかるたびに彼女を演じることが楽しくなりました」とそれぞれが充実の表情を見せる。

真木は「本当に妹みたいだなと思ったことがあって」と井上と桜庭をチラリ。「2人でご飯に行った日があったようで、そのお店に私のサインを勝手に書いてきたんですよ」と暴露すると、井上と桜庭は「あはは!」と大笑い。井上によると「ななみちゃんと同じタイミングで撮影が終わった日があって、一緒に行ったお店でサインを求められて。家族みんなのサインがあったほうがいいかなと思って、真木さんのも書いたんです」とのこと。桜庭が「平仮名で」と続くと、真木は「とにかく2人がかわいいので『なんでも許す!』と思いました(笑)」とすっかり姉の顔。

井上は「真木さんとは初共演でしたので、『怖い方だったらどうしよう』と思っていたんです(笑)。でも私たちがどんなことをやっても、笑って許してくれる。お姉さん気質で、ドンと構えていてくださる安心感がありました」、桜庭も「私は、真木さんに『妊婦さんの歩き方ってどんな感じですか?』など質問させていただいたんです。頼ったらいつでも話を聞いてくれました」と長女への信頼感たっぷりだ。さらに桜庭が「井上さんもお姉さんみたいです。私が言ったギャグも楽しんでくれます」とニッコリ。真木が「私は2人がキャッキャ言っているのを、かわいいなあと思っていました」と目を細めるなど、3人の会話のリズムがなんとも心地よい。

一家の大黒柱である父、龍吉(キム・サンホ)が発する「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」というセリフも胸に響く。落ち込んでしまった時など、前向きになる方法はあるのだろうか?真木は「私は子どもがいるので、子どもと遊び倒して、とにかく笑いまくること。子どもの笑顔がかわいいし、自分も自然に笑顔になれます。笑うことってリラックス効果があるので、子どもと遊んだ後は『まあいいか!』と気持ちを切り替えられます」と“笑い”が大事だという。

井上は「私は犬を飼っているので一緒に長めの散歩をしています。いろいろと考えなければいけなかったり、煮詰まってしまった時は、外の空気を吸うとリフレッシュできるし、いつの間にか頭のなかもスッキリして。日常の風景を見るということも、大事なことなのかなと思います」と相棒の存在を告白。

「私も散歩が大好きです!」という桜庭は「音楽を聴きながら散歩します。語学を勉強しているので、中国語や韓国語の歌を聴いています」とコメント。すると井上は「ななみちゃんは韓国語が堪能なんです。今回は韓国のキャストの方もいらっしゃったので、ななみちゃんのおかげでとても助かりました」と感謝しきり。真木も「本当に助かったね。監督をはじめ、スタッフ、キャストが一丸となった現場。みんなで一緒にいい作品をつくろうと目指していけました」と熱いチームワークを振り返っていた。

(Movie Walker・取材・文/成田 おり枝)

ツイートシェアする最終更新:6/18(月) 18:30
Movie Walker

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(更新日時:2018/06/18 18:54)
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