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アポなし企画 電波少年の革命

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000010-nkgendai-ent

【平成バラエティー史】(1)

 テレビ離れが叫ばれる昨今だが、一昔前はテレビの前で大いに笑ったし、泣いたし、トレンドも知った。ナレーターの木村匡也さん(52)は、1992年「進め!電波少年」(日本テレビ系)を端緒に「めちゃ×2イケてるッ!」「クイズ$ミリオネア」(共にフジテレビ系)、「どっちの料理ショー」(日テレ系)、「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)といった、平成を支えた人気バラエティー番組のナレーションを担当してきた。タレントではなく、裏方にも近い特異な立場。その木村さんがバラエティー番組の変遷について振り返る。

  ◇  ◇  ◇

 90年代のヒットバラエティー番組といえば、視聴率30%を誇る「進め!電波少年」だ。CGを使ったスタジオセットやアポなし取材、特徴的なナレーション、派手なテロップ使いなど、それまでにない新しい形をつくった。

「『進め!電波少年』は、松村邦洋くんが、後に総理大臣になる村山富市さんの長い眉毛を切りに行く。松本明子さんが、PLOアラファト議長に会いに行く。渋谷のチーマーを更生させてみる。はたまた香港のカンフースター、ユン・ピョウが本当に強いのか体を張って確かめに行く……。アポなしで突撃する新しいバラエティー番組でした。思い出すだけでもそのバカっぷりに、笑いが込み上げてきます」

 超人気番組電波少年だが、もともとは約2カ月の期間限定“つなぎ番組”だったそうだ。

「スタッフは『じゃあ2カ月だけやりたい放題やって終わろうぜ』という、ある種の開き直りみたいな気概を持っていました。演出の土屋(敏男)さんにとっては、“やりたいことの実験場”だったはずです。あれをやったらどうなるんだろう?これやったらどうなるんだろう? これってやったら怒られるかな? など、スタジオの待ち時間では、いつもそんな冗談を語りあっていました」

■“アポなし”という大鉱脈

 次第に冗談は冗談ではなくなり、実現するものとなった。わずか2カ月で終わるはずのこの番組は、名前を変えながら、10年続くことになったのだ。

電波少年の強みは、断られたロケでも、成立させてしまうことです。それまでのテレビならば、取材先で断られたらそれで終わりです。ところが電波少年は、その断られたVTRにも、ナレーションやテロップをつけてオンエアしてしまうのです。『え、これでいいんですか?』『渋谷の少年たちに松村が拉致され、それで終わりなんですか?』とか、何度かスタッフに真剣に聞いたことがあります。どっちに転んでも番組として成立させてしまう。そんな番組はそれまで見たことがありませんでした」

 捨てるVTRがない。とにかくやって、転がりだした企画は、更に転がす。そうして伝家の宝刀とも言える“アポなし”という大鉱脈を掘り当てた。

「最初ナレーションは、ほんの数行だけでした。でもいつからか『あれ? ナレーションで、ツッコミを入れるのも面白いんじゃね?』となり、原稿の枚数も増えていきました。フリやオチにまで絡み、ひどい時はそのままナレーションで強制的にVTRを終わらせるんです。“撮影終了!”。こんな役割を、ナレーションが持つようにもなりました。視聴者の視覚にさらに訴えるように、テロップと呼ばれる文字も多く使い始めました。文字の色や大きさを変えたり、炎をつけたり、震わせたり、タイミングを工夫したり、音と連動させたり……と、テロップも面白おかしくしたのです」

 電波少年が軌道に乗ったことにより、バラエティー番組には、ある革命が起きたそうだ。

「それまでの80年代のバラエティー業界は、絶大な人気を誇るスターたち、例えばたけしさん、さんまさん、とんねるずさん、こんな人たちによってリードされていました。ところが電波少年は、ほぼ無名のお笑い芸人でヒット番組を作りました。デビューしたばかりのお笑い芸人でも、企画次第では視聴率が取れる! これはちょっとした革命でした。今、人気絶頂の有吉弘行さんも『猿岩石のヒッチハイク』でユーラシア大陸を横断しましたから。それまでならば、せっかく考えた面白い企画でも、事務所やタレント本人に拒絶されたら、諦めるしかありませんでした」

 制作者が作りたいものを作り、やりたいようにタレントが使える。お笑いの主導権を、タレントではなく、制作者側に取り戻す戦いに勝利を収めたそうだ。

(取材・文=稲川美穂子)



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